「クジラ観察」で世界遺産を学ぶ(Whale-watching programs)

根室海峡(知床羅臼)で夏の風物詩にもなっているマッコウクジラ(ホエールウォッチング)。実は、ホエールウォッチングを楽しむことは、世界自然遺産に登録された、「本当の理由」を知ることにもなるのです。

Whale and dolphin watching have been very popular and some of the most popular spots are the Shiretoko Peninsula from Rausu side.
Shiretoko cruising boats take you to offshore,so all you need to do is just wait for whales and dolphins to show up!
Since 2005, it has been designated as a UNESCO World Heritage Site.

Shiretoko Rausu Cruise
Whale-watching programs are held throughout the summer.

世界自然遺産登録の理由は「流氷を起点とした生態系」

オホーツク海の北部、アムール川の河口で誕生する流氷。海流にのって春先に根室海峡まで押し寄せます。実は、根室海峡は流氷が押し寄せる「世界の南限」になっているのです。
この流氷の底部にはアムール川の豊かな栄養素が含まれ、植物性のプランクトンを含んでいます。
流氷が到達する世界で最も南の海である根室海峡で、春の日差しを浴びて氷が溶け始めるとプランクトンは爆発的に増殖します。
というのも、根室海峡は、地球のスケールから言えば、巨大なプール。プールに居座った流氷は、温かな日差しを浴びて爆発的に増殖するのです。
そんな大増殖の植物性のプランクトンを狙って、動物性のプランクトンが、それを餌に小型の魚が、さらに大型の魚や海鳥、そしてクジラ。その生態系の頂点に立つのがシャチというわけなのです。

クジラが潮を吹く初夏、南半球のタスマニア(Tasmania/南緯43度・東経147度)からハシボソミズナギドリ(Short-tailed shearwater)が大群でやってきます。その時期、根室海峡の魚、イカ、オキアミが豊富なことをなぜか彼らは知っているのです。
オーストラリア南東部で繁殖し、知床では春から秋にかけて数千~数万羽の大群が訪れます。
「羅臼沖にやってくる時期はハシボソミズナギドリの換羽の時期で、飛んだり、餌をとったりが上手にできない時期なのですが、根室海峡の豊富な餌を求めてはるばるやってきます」(ルサフィールドハウス)
こうして流氷明けで羅臼の漁師が大漁に湧く頃、根室海峡では多くの海鳥、そしてクジラたちが見事な生態系のサイクルをしっかりと見せてくれます。
残念ながらウトロで観光船に乗るだけではこうしたダイナミックな生態系を見ることが叶いません。根室海峡で観察するクジラは世界自然遺産に指定された知床の豊かな生態系をドラマチックに表現しています。

Access:
To reach Shiretoko from Tokyo, flights take 1 hour 45 minutes from Haneda Airport to Nakasibetu Airport or Memanbetsu Airport. From Nakasibetu Airport, it takes about 1 hours by car to Rausu, the gateway to Shiretoko.

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